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サガカンの、最新情報。

共に高め合う、仲間がいる。

共に高め合う、仲間がいる。

  • 2020/11/30学校生活
  • 統合実習を終えて

  • 3年間で最後の実習である、統合実習を終えました。
    今回の実習は今までの実習と違い、1週目で看護師長・リーダー看護師・メンバー看護師のそれぞれの業務や夜勤帯の業務をシャドーイングを行い、2週目からは複数の患者を受け持ちました。
    私達も病棟のチームの一員という自覚を持ち、実習に取り組みました。
    これまでの実習では私達は1人の患者を受け持たせていただいていましたが、学校を卒業し臨床に出れば同時に複数受け持つことは当たり前になります。実際にシャドーイングをしましたが、私も出来るようになるのか…と不安になりました。そこでシャドーイングさせていただいた看護師に、「どのような事を大切にしているのか」と質問すると「先の事を考えながら、安全を第一にしている」とのことでした。忙しい業務の中でも頭の中でずっとアセスメントして、優先順位を決めていました。そのためには知識が必要であり、患者を観察し続ける事も大切なのではないかと感じました。実習は朝~夕方で終わりますが、患者は24時間ずっと病床にいます。夜勤帯の業務をシャドーイングする事で、誰もが同じレベル同じ方法で看護の提供ができ、切れ目なく看護する事が患者にとっての利益であり、安全を守る為に大切であるのではないかと考えました。
    統合実習のまとめでは、グループメンバーを再編成し、学習内容を共有しました。各グループの看護の実践を知ることにより、それぞれの自己課題が明確になったのではないかと思います。
    看護ケアや時間業務に追われてしまう中で、患者視点の看護を忘れてはならない、チームの一員として、総合的な判断能力を今後もさらに養っていく必要がある事を学びとして話し合う事ができました。
    3年学生

    私たち3年生は2週間の統合実習へ行ってきました。今までの実習では、患者さん1人に対してアセスメントしケアを計画、実施していましたが、今回の実習では2名の患者さんを受け持ち、ケアの優先順位や時間管理を考慮し、看護チームの一員として動くことを学びました。
    1週目はシャドーイングを通じて、メンバー看護師、リーダー看護師、師長の役割を知りチームの中で自分がどのような役割を持つかにより、メンバー看護師や、患者さんを見る視点や、どのように動くかが変わってくることが分かりました。患者さんの要望をメンバー看護師が聞き、それをリーダー看護師に報告していました。リーダー看護師はそれを受けて医師に確認を取り、その患者さんの要望に必要な部署へ連絡を取っていました。看護師は患者さんの要望をその場で判断せずに、報告・連絡・相談して他職種と連携することにより、その患者さんへの適切な看護へと結びついていることが分かりました。
    2週目には実際に複数の患者さんに対して援助計画を立てて関わりました。私はADL全介助の患者さんとADLが自立の患者さんを受け持ちました。全介助の患者さんに関しては、疾患による症状がいつ頃増悪しやすいのかを把握し、その時間には優先的にケアに入るよう心がけました。自立の患者さんであっても、自立であり説明で理解してくれるからいつ訪室してもいいと考えるのではなく、どのように一日を過ごしているのか、入院生活の中で何を大切にしているのかを関わりの中から考え、患者さんのペースを乱さないように介入できるよう心がけました。
    2人の患者さんと関わるなかで、どうしてもケア度の高い患者さんに対して優先的に関わることが多くなってしまい、優先順位を考える際に、どちらの患者さんに対しても偏り無く関わりたいという自分の思いに対しての葛藤もあった実習でした。
    学内実習では、他のグループと一緒に学びの共有を行いました。これを通して、他のグループの実習でも、多重課題や時間管理に対して悩み、葛藤しながら優先順位をつけて行動していたということが分かりました。日々の業務に追われる中でも患者さんのことを第一に考えられるような看護師になりたいと思った実習でした。
    3年学生