- 2020/9/28学校生活
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食事援助演習の授業を終えて
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昨年度に引き続き基礎看護技術Ⅳの授業を担当している萩原です。今年度も1年生が看護師役と患者役になって食事援助の演習を行いました。最近当校では、ナーシングスキルという看護技術を習得するオンラインツールを導入しました。学生は事前にこのナーシングスキルを活用して夏休みに食事援助の学習をし、今回の演習に取り組みました。
昨年同様に、演習は両上肢に運動障害があり、視力障害も伴う対象を設定しました。それらの機能障害をもつ患者の安全、安楽、自立を考えた食事援助って何だろう?とグループワークを行ってから、実際に食事援助に臨みました。看護師役の学生は、対象がどのように思い、感じているのだろうと反応をとらえながら援助することができました。演習後の振り返りでは、患者役の学生が思っていても言い出せなかったことが多くあった等の思いをクラスやグループで共有し、今回の体験からどのように食事援助したらよかったかを考えることができました。授業終了後、学生から「食事中の患者さんへの声かけのタイミングが難しかった」「自分で食べたいのに食べられないイライラしたような気持ちが分かった」といった感想をもらい、それぞれの役を体験することで多くの気づきを得ることができたと感じました。
今日の演習を通して、学生は患者さんの気持ちに一歩近づき、食べることは生活の楽しみの一つであり、幸福感を支える援助であるということに気づけたのではないでしょうか。
授業担当教員 萩原希美私たち1年生は先日、基礎看護技術の授業で食事介助の演習を行いました。
各グループに分かれ、視力障害の患者さん・両前腕骨折の患者さんに食事介助を行い、どのように関わることが患者さんにとって満足のいく食事となるのかを考えました。看護師役をやってみて、食べ物を口に運ぶタイミングやスプーンに乗せる量などの調節が難しく、とても戸惑いました。また患者役では、どこに食べ物があるかや演じる恥ずかしさ等があり食べづらさを感じました。
事前に食事介助を行うに当たり、工夫することや配慮することを考えていましたが、実際に行ってみると思い通りいかないことが多々あり大変でした。
今回の演習により、患者さんの立場になって考えることや改善点・工夫点を見つけることができました。この経験を活かし、安全・安楽・自立とは何か、今後も考えていきたいです。
1年学生
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