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サガカンの、最新情報。

共に高め合う、仲間がいる。

共に高め合う、仲間がいる。

  • 2020/10/5学校生活
  • 模擬患者さんとの演習を行いました

  • 10月1日、私たち2年生は模擬患者さんにお越しいただき演習授業を行いました。
    この演習では「急性心筋梗塞で入院した患者さんへの看護」という設定で、各グループ計画したことを実施します。

    当たり前なのですが、人はたくさんの思いがありますので看護師の計画通りには進みません。
    私たちのグループでは”退院後の生活を一緒に考えたり、分からないことを質問したりしなくては・・・と、計画をちゃんと実施しようとする気持ちが先走ってしまい、患者さんの今抱えている不安や求めている事に寄り添うのが少しおろそかになってしまったと気づきました。1つのことに考えが集中しすぎるといけません・・・。

    どんな返事がきても柔軟に捉える。
    どんな時でも、まずは患者さんの気持ちや考えを理解しようとする。
    これらの姿勢を忘れてはいけないと感じました。

    外部の方に模擬患者さんを演じていただく授業は県内の3年課程の看護学校では本校ぐらいだそうです。
    臨地実習では、私たちが行った看護について患者さんから意見を聞く機会はありません。
    模擬患者さんと一緒に振り返ってもらえる事は本当に勉強になるし、何より励みにもなります。

    コロナ禍にも関わらず協力してくださった患者役の皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。
    この学びを活かして、1週間後に控えた実習も頑張ります!!
    2年学生

    10月1日、2年生は実習を前に、今まで学んできた成人回復期の知識や看護技術の実践として、心筋梗塞を発症した患者さんの『生活の再構築の演習』を、模擬患者さんをお招きして行いました。
    この授業では、夏休み中から個人で行った事前学習をもとに、グループで看護を考え展開していきます。今回は、その実践のひとつとして、グループで検討したケアをもとに、模擬患者さんと関わります。
    学生たちは準備をしてきましたが、模擬患者さんに会う前から緊張はひしひしと伝わってきます。
    看護師役の学生は患者さんに初めてお会いする場面から演習をスタートし、また観察者の学生も心配そうに見守りつつ、気付いた事を記録に残します。
    看護師役の困った表情に気づいた観察者役の学生は、小声でアドバイスを囁いたり、模擬患者さんとの関わりのあとのカンファレンスでは、それぞれの視点で気づいたことを共有していました。
    終了後は、学生だけでなく模擬患者さんにもご参加頂き一緒にリフレクションを行い、学生たちにとって自らの看護を振り返る貴重な場となりました。
    演習に参加した学生からは、「コミュニケーションでは、第一印象が大切だと思った」「カルテだけの情報だけでなく、直接話すことが大切」「模擬患者さんにお会いする前に何度もイメージしてきたが、やっぱり相手を尊重することが大切だということに気づいた」「患者さんの『望み』を知ることの意味を考えられた」「実習では患者さんからケアの感想がもらえないけど、模擬患者さんからケアの感想をもらえたことが有り難かった」など、皆、今回の演習で良い学びができたことを表現し、他者の反応を初めて学ぶことができていました。
    このあと、授業では模擬患者さんとの関わりをもとに看護計画の立案を行い、さらにグループワークで看護を深め、今後の実習へとつながっていきます。
    最後に、私たちの学びの為に患者さん役をしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。この場を借りて、感謝申し上げます。
    科目担当教員