Loading...

サガカンの、最新情報。

共に高め合う、仲間がいる。

共に高め合う、仲間がいる。

  • 2024/3/13学校行事
  • 卒業記念講演

  • 3月6日(水)に相模原南市民ホールで、卒業記念講演が行われました。
    テーマは「スピリチュアルペイン(精神的な心の痛み)」についてでした。
    心の痛みは、子どもから大人まで誰でも感じるものですが、
    その痛みに対し、どのように関わっていくのかについて、講演して頂きました。

    今回の講演で学んだことが3つありました。

    1つ目は、患者さんが感じるスピリチュアルペインに対して、医療者として関わる際は必ずしも言葉は必要ではなく、ただ側で話を聞くことだけでも充分な場合もあるということです。
    看護師として患者さんに関わるとき、何か言わなければいけないと勝手に思い込んでいました。
    しかし、患者さんはアドバイスや励ましの言葉が欲しいのではなく、家族や友人など、親しいからこそ誰にも言えない思いを他の誰かに聞いてほしいと感じていることも多いのだと学ぶことが出来ました。

    2つ目は、スピリチュアルペインで医療者側の心が折れてしまわないように、自利(自分の心を満たすこと)も大事だということを学びました。
    自分の心が満たせていない状態では、他者のスピリチュアルペインで一緒に傷つき、結果として医療者側の心が壊れてしまうことになりかねないと教えて頂きました。
    人はよくないことが続いたりストレスが溜まると、負の思考の連鎖にとらわれてしまうことがよくあります。
    そんなときの気分転換、負の思考の連鎖を断ち切る方法は、とにかく動くことだと教えて頂きました。
    思考の癖を切り替える時には負の思考が無くなるまで、いろいろなことをして動いて人間の脳をトレーニングすると負の思考から抜けることができるということを教わり、自分でも実践してみたいと思いました。

    今回の講演の内容は、患者さんに寄り添える看護師として、また、心が折れることなく長く働き続けるために必要な考え方や手段であると感じました。

    貴重な講演をしていただきました玉置妙憂先生には感謝申し上げます。

    1年学生