Loading...

サガカンの、最新情報。

共に高め合う、仲間がいる。

共に高め合う、仲間がいる。

  • 2020/11/30学校生活
  • OSCEを終えて

  • 11月5日臨床看護技術演習の終講試験としてOSCEを行いました。この試験までに起こり得る事を予測しながら準備をしました。各論実習が終りすぐに試験があった為、準備期間が短くなってしまいました。その中でも自分達の課題と向き合いながら、学生同士で練習に取り組みました。1人では気づかない留意点なども意見を出し合いながら行うことで、視野が広がり日々成長していきました。どうすれば患者さんの安楽に繋がるか、報告の仕方はどうすれば良いか、自己の傾向は何かを見つめ直す機会になりました。
    今回の試験では脳梗塞の左片麻痺・左半側空間無視が出現している患者のトイレ介助と、肺炎患者の寝衣交換でした。どちらかの事例になるかは当日にならなければわからなく、緊張しました。
    試験本番では今まで練習してきた事を活かしながらも、患者の表情・言葉から不安や苦しみなどの思いを読みとろうとしました。しかし、緊張してしまい目の前の事に精一杯になりただ技術を提供する形になり、気持ちに寄り添う事が足りていないと感じました。リフレクションをする事で自己の傾向を再度確認でき、そこへ向き合い見つめ直す事が大切であると気づきました。また、患者一人一人にあった個別性のある看護を提供する事の難しさを学ぶ事ができました。
    看護師を目指す者として患者の事を観察し向き合い続け、個別性のある看護を提供していきたいです。
    3年学生

    先日、私たち3年生は、OSCE(客観的臨床能力試験)という実技試験が行われました。
    OSCEでは模擬患者さんに来ていただき、実際の援助を1人の看護師として実施します。授業では、様々な場面を想定して何度も練習を重ね、放課後や空き時間などにもクラスメイトと練習を行い、今回の試験に臨みました。
    当日、複数の事例がある中で、私は脳梗塞により左片麻痺がある患者のトイレ介助の事例を実施しました。左片麻痺や点滴を受けているので、転倒や抜去しないよう安全面に気をつけながら移動を援助しました。しかし、緊張や安全を気にかけるあまりに、移動に時間が掛かりすぎてしまいました。「トイレに行きたい」という患者さんの思いがあるので、移動に時間をかけすぎてしまうと逆に患者さんに負担がかかってしまいます。安全を考えることはもちろん大切ですが、「その患者さんが何を希望されているのか」にもっと寄り添って考えるべきであったと学んだ試験でした。試験後には模擬患者さん、臨床指導者さんと振り返りをしました。良かったところや改善した方が良い点を伝えてくださり、そこから学ぶことができました。OSCEは3年間の学校生活の中で、最後の実技試験になります。今回の学びを実際の看護へ活かせるようにしたいと思います。
    長時間の試験に来てくださった模擬患者さん、臨床実習の指導者さん、本校の教員に感謝いたします。
    3年学生