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苦労して身につけた力は、一生自分を裏切らない。

在校生インタビュー

相模原看護専門学校に通う学生たちは、年齢、キャリアも、ライフスタイルも様々。
高校を卒業して入学した学生はもちろん、社会人を経て入学した学生など、多様な学生のそれぞれの視点から相模原看護専門学校についてお話を聞きました。

M.Oさん

M.Oさん

1年生

社会人入学

看護専門学校に入学した経緯は?

私は一年前に1人の子供を育てるシングルマザーとして、相模原看護専門学校に入学しました。
入学をしようと思ったきっかけは、経済面での自立と、資格を取得して仕事の幅を広げたいと考えたからです。
学生になることで正直、金銭面の不安はありました。しかし市役所で、高等職業訓練促進給付金が使えるということを教えてもらい、給付金と児童扶養手当などを合わせて生活をしています。
相模原看護専門学校は奨学金制度なども充実しているので、自分の生活に合わせて制度を利用することで、経済面での不安は解消できるのではないかと思います。

この学校を選んだ理由は?

私が本校を希望した理由の一つは、高等職業訓練給付金の対象校だったからです。また家から学校が近いため、時間をうまく利用して学業と家庭の両立ができるのではないかと考えました。相模原市内に在住していることもあり、実習先もそれほど遠くないということから、保育園の送迎にも負担がかからないという点も本校を選ぶポイントになりました。
実際に通学時間が短いことで、仕事をしていた時のよりも保育園のお迎え時間は早くなり、子供との時間を増やすことができました。

勉強時間の確保について

私は体調管理とストレスをなるべく溜めないために、しっかり睡眠時間の確保をしています。そのため、学校帰宅後はなるべく早く家のことを済ませて、子供と一緒に22時ごろには寝るようにしています。勉強は、テスト前になるべく早く5〜6時に起きて行うようにしています。
保育園へ預ける時間もテスト前は30分程早くして、学校の図書室で自己学習をする時間を作っています。土日は子供につきっきりで、なかなか自分の時間を作ることができないので、平日の朝の時間をうまく利用して学習しています。
平日と土日のメリハリをつけて学習することで、ストレスをかけることなく一年を過ごすことができました。

A.Hさん

A.Hさん

1年生

社会人入学

大変なことはありますか?

小学生の子どもがいるシングルマザーなのですが、やはり学業と家事育児の両立をすること、いざという時には子どもを見ていてくれる人を確保しなければならないことが、精神的に大変だと感じます。
例えば、講義や演習や課題について頭がいっぱいの中で、夕飯の献立を考え、子どもとの時間を作り、自分と子どもの健康管理を徹底するのは少ししんどい時もあります。

どうやって生計を立てていますか?

国からの高等職業訓練促進給付金、県からの奨学金、貯金、この3つで生活費や学費等を賄っています。
入学前はそれに加えてアルバイトをしようと思っていましたが、コロナ禍になりアルバイトをすることが難しくなったこともあり、現在はアルバイトをしていません。しかしありがたいことに十分に生活ができています。

奨学金について

看護学校入学を目指し区役所に相談に行った際に、神奈川県の修学資金や国の高等職業訓練促進給付金のことを教えていただきました。修学資金も、一定の条件を満たせば返済が免除されることなど、経済面でとても不安だった私にとって、助かる制度が色々とあると知りました。病院からの奨学金も魅力的でしたが、就職先の選択肢は多く欲しかったこともあり、申請はしませんでした。
どの制度も、申請をすれば必ず受けられるというものではないので、入学前にいくつかのパターンを想定して経済面での計画を立てておきました。

どんなことでリフレッシュしていますか?

どうしてもストレスや疲れがたまった時の金曜日には、お酒を飲んでいます。今は外には飲みに行けないので、コロナ禍が終わったら居酒屋さんで友人とワイワイ飲むのが楽しみです。
また、リフレッシュとは違いますが、学校では現役生の皆がとても可愛くて癒されますし、家に帰れば可愛い我が子が出迎えてくれて癒されるので、ありがたい環境だと思っています。

M.Sさん

M.Sさん

1年生

現役入学

この学校を選んだ理由は?

通っていた高校は都立の高校だったので、指定校はなく、過去にさがかんに進学した先輩もいませんでした。ですが、家から近いことや、北里大学病院をはじめ、大きな病院が実習先にあることをホームページで知り、学校見学に参加しました。学校や先生方、先輩方の雰囲気がとても良く、自分に合っていると思い受験しました。受験枠は、大学受験も考えていたこともあり、一般で受けました。

さがかんを選んでよかったと思う点は?

教員が学生1人1人を良く見てくださっているなと感じます。教員の方から話しかけてくださる事も多く、学校生活や勉強のことからプライベートの事まで、なんでも話したい!と思えるような教員に支えて頂きながら日々勉強しています。
また、実際に臨床で働いている医師、看護師の方々の授業もあり、教科書だけでは学べない事にも触れることができ、とても楽しいです。

1クラスが40人という事もあり、クラスの団結力をすごく感じます。少人数なのでベッドを使った演習でも、教員から学生1人1人に細かく指導していただき、学びが多い事が専門学校ならではだと感じています。

アルバイトなどはしていますか?

テストなどが無ければ週に2〜3日、学校終わりにバイトをしています。テストがあると勉強の為にお休みをもらっていますが、忙しくてバイトができないという事はありません。実際にクラスの多くがバイトをしながら勉強と両立させています。

大変な事はありますか?

覚えることが多く大変だと感じることがあります。ですが、高校までの授業とは違い、自分が興味のあることを勉強できる楽しさもあります。勉強はとても大変ですが、学校の雰囲気からも感じられるように友達や教員が優しく温かいので、周りの人に支えられながら頑張れています。

受験勉強は?

大学受験も視野に入れていたので現代文、英語、生物基礎を徹底的にやりました。また、看護学校は一般受験でも面接を実施する場合が多い為、面接の練習を沢山しました。
高校の先生方に自分からお願いをして、担任の先生だけでなく、他の学年の先生にもお願いして10回は面接の練習をしました。先生の中に実際に病院に入院経験のある先生がいた為、「こんな力が求められるよ」などとアドバイス貰ったことも強みにもなりました。

N.Hさん

N.Hさん

2年生

社会人入学

壁に当たったことはないですか?

慣れない実習と子育ての両立に最初は難しさを感じました。
実習で緊張しているため子供を寝かしつけながら一緒に寝てしまい、夜中に冷や汗をかきながら起きて調べ物や記録を書いたりして、十分に睡眠時間が取れないまま実習先へ向かっていました。
最近では実習に少し慣れてきたので、事前に必要な学習をしっかりして実習が始まってから夜に慌てて調べることがないようにする、土日は子供たちと遊んで息抜きをする、など時間の使い方が身に付いてきた気がします!

受験のときはどのように勉強しましたか?

一般入試だったのですが、勉強なんて10年弱しておらず数学がとにかく苦手で…。初めは参考書で基本的な解き方を覚えてあとはひたすら過去問や医療系の模試のようなものを解いていました。
現代文と英語も難しいものよりも基本的なことが学べる参考書と過去問を解いて、どういう問題が多く出るのか傾向を分析しました。

入学して感じたことは?

現役の方とは10歳以上離れているので、学校にとけこめるか不安でしたが、皆さん優しくて年齢差を感じずに接してくれて嬉しかったです。年齢層が幅広く、色んな価値観の人と話せる機会があるのが魅力だと思います!

教員との関係について教えてください

学生と教員との距離感が程よく、相談がしやすいです。勉強のことだけでなく、健康面や生活のことも心配して声をかけてくださったり、髪型を変えると気付いて話しかけてくださったり、とてもあたたかな学校だと思います!

S.Aさん

S.Aさん

2年生

社会人入学

入学前に不安はありましたか?

私は子どもが一人いて、母子家庭ということもあり、三年間の学費や生活費といった経済的な面で不安はありましたが、受験前から学費や奨学金のこと、またひとり親家庭の支援などを調べて準備しました。
学校は学費以外に、実習先までの交通費や模試代などもかかるので、少し余裕をもって準備されると安心かと思います。

この学校を選んだ理由は?

看護学校に行こうと考えてから、いろいろな学校のオープンキャンパスに行きました。
サガカンに入学したいと思ったのは、オープンキャンパスの時の模擬授業や、学校の雰囲気、そして、学校案内をしてくださった先輩や教員の雰囲気です。「サガカンは学生を大切にします」という言葉が印象的で、この学校なら楽しく看護が学べるのではないかと思い選びました。

実際に入学してみていかがですか?

周りが現役生の中で学生生活をやっていくことができるか、学習についていけるかなどの不安はありましたが、講義でわからないところ、実習で困ったことなど、年齢関係なく相談し合うことができています。
やはり、みんな看護師を目指しているということもあってか、それぞれが声を掛け合うなど、安心して学生生活を過ごしています。

国試対策はしていますか?

一年生の頃からアプリで勉強してみたり、図書フェスで先生にどんな参考書がいいか相談しながら、本を選んで買ってみたりと、自分に合う勉強法を模索中です。
国試対策を教員や委員会が考えてくれており、学校での模試や学習方法など、助言をいただきながら、勉強を進めています。

Y.Oさん

Y.Oさん

2年生

現役入学

奨学金の利用について教えてください

母と自分の2人暮らしで、母は昼と夜で仕事をしています。自分はアルバイト収入だけでは不安を感じていました。そこで、高校の時に日本学生支援機構の第2種奨学金に申し込みました。
入学後、「神奈川県看護師等修学資金」の特例貸与を希望したところ、貸与決定となりました。そこで返済免除のあるこちらに絞り、返済の必要な日本学生支援機構は借りていた分を返済し、中止することにしました。

また、2年になってからは「高等教育の修学支援新制度」の対象者となることができました。これは2020年4月から開始された新制度で、資産状況や世帯所得の要件を満たし、学ぶ意欲のある学生が対象の制度です。対象条件を満たしていれば、返済義務のない給付型奨学金と、授業料や入学金などの免除(減額)の2つの支援が受けられます。自分は2年次からの授業料の免除と給付の奨学金をもらえることになりました。
こうした制度があるおかげで、経済的な不安なく看護師を目指すことができています。とても有り難いことです。

勉強面で苦労したことは?

私は勉強の習慣がなく、高校の頃まではテスト前の勉強もあまりしてこなかったせいで勉強の仕方もよくわかりませんでした。
サガカンに入学してからは、自分なりの勉強方法を見つけていったり、勉強が得意な友人と一緒に勉強をしながら、試験を乗り越えてきました。はじめは基礎がわからぬままだったので、授業に追いつくのが大変でしたが、友人に基礎を教えてもらったおかげで少しずつ授業に追いつくことができました。
勉強面だけでなく、それ以外でも、自分1人で悩んだり抱えたりせず、先生や友達、先輩など周りに助けを求めることも看護学校を卒業するために必要なことだと感じています。

これまでの学校生活を振り返っての感想は?

入学当初は自分の学年に男性が少なく、周りと上手くやっていけるか不安でした。しかし男性は人数が少ない分、とても仲が良く、絆が強いと感じています。
また、グループワークや演習・実習を通し、関わる回数を重ねた結果、男女問わず仲良くなれた今は、学校生活がとても充実していると感じます。
コロナの影響で、イベントや学外での交流も減り、残念に思うところもありますが、自分なりにリフレッシュ方法を探し乗り越えることができました。

M.Nさん

M.Nさん

2年生

社会人入学

2年間を振り返った感想は?

私は、まだ未就学のこどもを育てるシングルマザーです。そのため学業や子どもの事、家の事を両立できるのか、入学前は不安を感じたこともありました。ですが、看護学校に通うことを両親も応援してくれて入学することができました。実習や試験、課題など多忙な時もありますが、ありがたいことに家族がいろいろな面で協力してくれるおかげで、学業に励むことができています。

また、社会人を経験してからの入学であったため、年齢的に馴染めるか不安もありましたが、いざ入学してみると社会人経験者が多いこともあり、すぐに打ち解けることができました。
今では社会人、現役生関係なく交友関係を築くことができ、同じ目標に向かって共に頑張る仲間となっています。

自分なりのリフレッシュ方法は?

実習や試験、課題と多忙な事もありますが、実習などが終わったら友人とご飯に行ったり、週末は子どもとお出かけすることでリフレッシュしていました。新型コロナの関係で、外出自粛を求められるようになってからは、子どもとお菓子作りをしたり、映画やドラマなどを見ながらゴロゴロ過ごしたりして息抜きしています。
バタバタ忙しい中でも、お風呂や寝かしつけのときに、子どもと今日一日の話をするようにしていていて、子どもの笑顔や、「お勉強がんばってね」の言葉が、明日も頑張ろうという気持ちにさせてくれてくれます。

実習前に準備していることは?

実習先の病院が決まったら、担当の教員に事前に勉強しておくと良い事や、実習先の病棟で多い疾患などを聞き、土日に事前学習をするようにしています。座学だけでなく、実習ではケアを実践するため、平日学校が終わった後に友人と看護技術の練習をしたりしています。
友人に患者さん役になってもらい看護技術の練習をしたり、実際に自分が患者さん役になってケアを受けたりしながら、「ここはこうした方がいい!」などと意見を出し合いながら、技術を確認し、安心安楽なケアが実践できるように練習しています。

サガカンの教員について

サガカンの教員は本当に親しみやすく、学習面や就活に関しても親身になって相談に乗ってくださいます。また、学生思いの方ばかりで学生の声に耳を傾けてくれるため、より良い学生生活を送ることができています。
今でも心に残っているのは、2年生の老年実習が始まる際に、教員が私たちに応援メッセージ動画を作ってエールを送ってくださったことです。その動画に勇気づけられ、実習に望むことができました。

学費など金銭面のやりくりについて

奨学金や国からの支援を受けながら、学費等をやりくりしています。1年生の頃から「相模原市看護師等修学資金」と「高等職業訓練促進給付金」をいただきながら、学校へ通っています。高等職業訓練促進給付金については、児童福祉センターへ入学前から説明を聞きに行き、事前に情報収集していました。
また、看護師になりたいと思った時から入学までの約2年間でコツコツ貯金もしていました。

Y.Oさん

Y.Oさん

3年生

社会人入学

入学するきっかけは?

看護学校に入る前は、シングルマザーとして2人の子どもを育てながら、契約社員で事務の仕事をしていました。
看護師は、以前からの私の夢でした。自分には無理な夢だと思っていましたが、友人のふとした一言や、経済的にさらに自立したいという思いがきっかけとなり、インターネットなどで看護師について調べ始めました。
調べてみると、母子家庭・父子家庭自立支援給付金事業の中の、「高等職業訓練促進給付金」が使えることが分かりました。高等職業訓練促進給付金(月額11万円)と、神奈川県の修学資金(月額4万円)、児童扶養手当などを合わせれば学びながら生活していくことができることがわかり、入学を決意しました。
経済的な不安がなく看護師を目指すことが出来たことは、とても有り難いことでした。

在学中、壁に当たったことはありますか?

3年生の春頃まで実家で暮らしていたのですが、子どもと祖父母(私の両親)との折り合いが悪くなってしまいました。各論実習中でしたが、思い切って引っ越しをしましたが、その時が精神的にも体力的にもつらかったです。
しかし、私の様子を心配してくださった教員が相談に乗ってくださったり、友人が話を聞いてくれたりして、乗り越えることが出来ました。

国家試験対策はどのようにしましたか?

私の場合は、一人で勉強していると行き詰ってしまうため、友人と一緒に、その日の目標を決めて勉強を行いました。分からないことは出来る限りそのままにせず、友人と一緒に調べることで記憶に残りやすくなったと感じます。
また、「自分では分かっているつもりでも、友人にうまく説明できないときは理解が不十分である」ということがよく分かり、一人で勉強するときよりも自分の学びになると感じました。

自分なりのリフレッシュ方法は?

家に帰って、最低限やるべきことを終わらせてから、ビールを飲むことが幸せでした。国家試験勉強中は、その日の目標が終了したら飲むようにしていました。
また、子どもと思い切り遊んだり、その時の子どもの笑顔を見たりすることが良いリフレッシュになっていました。

これから国試を受験する受験生にメッセージをお願いします

「一人で試験を受けるのではなく、今までの実習で出会った患者さんや指導者さん、また、自分を応援してくれた様々な人の思いを背負って受けるんだよ」
これは、国家試験の直前の学校登校日に、教員が言ってくださった言葉です。一人じゃない、と心から思うことができ、この学校で学ぶことができて本当に良かったと思いました。

K.Oさん

K.Oさん

3年生

社会人入学

大変だったことはありますか?

私は小学生の子どもが2人いるシングルマザーです。入学前は金銭面や勉強と家事、育児との両立が可能であるのかとても不安でした。また、実家が遠いため子どもが病気のときはどうするかがとても心配でした。
子どもが朝から体調不良の際は、病児保育に預けてから登校することもありました。自分の体調だけでなく、子どもの体調も管理しなくてはならないという点が大変でした。

学費などのやりくりはどうしていましたか?

コロナ前は、主に県からの修学資金と国からの高等職業訓練促進給付金とアルバイトや貯金等で生計を立てていました。コロナ禍によりアルバイトができなくなってからは、就職先から病院奨学金の援助を受けることでアルバイトをしなくても三年次を乗り切ることができました。

実習中はどのように過ごしていましたか?

実習中は、記録や病態の学習で忙しかったため、食事は出来合いの物や冷凍食品を活用しました。掃除は週末にまとめて行い、手を抜ける部分は最大限に手を抜きました。
食事を用意した後に仮眠をとり、子どもたちが寝る時間に起こしてもらってから記録を行うというように、子どもたちにも協力してもらいながら乗り越えました。

これまでの学校生活を振り返っての感想は?

入学当初は年齢の離れた同級生と上手くやっていけるか不安でしたが、実習やグループワークを通して年齢問わず仲良くなることができ、大変ではあったけど充実した学生生活を送ることができました。
また、夏休み・冬休みなどまとまった長期の休みがあるため、働いているときよりも子どもとの時間が取れたり、時間割によっては子どもが学校から帰ってくる前に家に帰れたりと、上手く家庭と学校を両立することができました。

奨学金について

1年次より神奈川県修学資金の特例貸付を受け、3年次からは更に就職先の奨学金を借りました。
また、国から高等職業訓練促進給付金を3年間頂いていました。市役所でその存在を知ったのですが、私が看護師を目指して勉強し始めたときはまだ2年間の給付しかなく、残り1年間の生活費をどうするか頭を悩ませましたが、私の入学時には3年間の給付に変更になり、在学中(3年次)に金額も増額したことで安心して学校生活を送ることができました。頻繁に制度が変更となっているため、市や厚生労働省のホームページで情報収集しました。

S.Sさん

S.Sさん

3年生

社会人入学

国家試験対策はどのようにすすめましたか?

1年生の頃から国家試験対策のアプリを使い、必修問題を中心に隙間時間を利用して問題を解くようにしていました。
2年生の頃は、模試の結果から自分の苦手な領域は何かを分析して勉強するようにしていました。
3年生の頃は、参考書や問題集、模試を何度も繰り返し解いていました。
1人でやるのではなく、友達と問題を解き、教え合いながら学習をしたことで、頑張ることができました。

国試の苦労はどうやって乗り越えましたか?

勉強の範囲が広く、疲れてしまうことがありました。そんな時は自分で休憩時間を決め、休憩している時はリラックスできるよう体を動かすなど工夫をしていました。
また、一度に全てやるのではなく、何回かに分けて無理をせず取り組むことを大切にしていました。

実習で困ったことは?

患者さんは色々な思いや悩みを抱えているため、どのように関わればよいのか悩むことがありました。そんな時は、自分一人で抱え込むのではなく、指導者や教員、グループメンバーに相談をしました。相談することで、他者の視点を知ることができ、個別性にあった看護をすることができたと思います。

就職活動はどのようにすすめましたか?

2年生の頃からインターンシップに参加し、看護師として働くことのイメージをふくらませていました。
また、どのような看護がしたいのかを自身と向き合い考え、自分のしたい看護ができる病院はどこなのか考えました。
病院の理念や看護部の理念も選択する上で大切にしていました。

これからサガカンに入学する方へのメッセージ

悩む事や戸惑ってしまう事も沢山あると思います。その時は、教員やクラスメイトに相談してみてください。
教員は忙しい中でも時間を作り、些細なことでも相談にのってくれます。
3年間の学校生活で初めて体験する事が多くあると思いますが、大変なことだけではなく、楽しいことも沢山あります。
どんな時にも周りには教員やクラスメイトがいます。互いに支え合いながら頑張ってください。

A.Fさん

A.Fさん

3年生

社会人入学

国家試験対策はどのようにすすめましたか?

僕はあまり自分だけで勉強するということが出来ない性格だったので、学校での補講を受けたり、友達に教えてもらったりという感じで勉強をしていました。
また、本格的に勉強し始めたのが1月になってからと遅かったため、追い上げるような形で勉強に取り組んでいました。

就職活動はどのように行いましたか?

学校で行われた就職説明会で気になった病院を見つけ、そこからホームページで調べたり友達に聞いたりなどをして行きたい病院を決めました。
志望する病院から奨学金を借りている友達に話をしたら病院にその話をしてくれて、3年の8月に面接をしていただき、内定を頂くことが出来ました。

どのような苦労がありましたか

僕はとにかく怠け癖があり、家での勉強や実習での記録物などはかなり苦労しました。特に実習では睡眠時間が削られてしまい、毎日眠い目を擦りながら実習に向かうのが辛かったです。

3年間で一番楽しかったことはなんですか

友達や先輩・後輩達と関わり合う時間がとても楽しかったです。僕は男子なので少数派だったのですが、男子ロッカーではたわいもない話をして盛り上がったり、皆でサークル活動をしたり、実習のメンバーとは笑い合いながら実習をしたりと、友達などと関わる時間が一番楽しかったです。

卒業生からのメッセージ

本校を卒業して、看護師として活躍している先輩たちからのメッセージ。この学校で学んでよかったことや、就職先の病院での話など、現役の看護師ならではの内容が満載です。(令和元年5月にメッセージをもらいました。)

金子さん(7回生/学校法人北里研究所 北里大学病院勤務)

看護学生の頃は、臨床実習やテストなど目まぐるしい毎日で、大変なこともたくさんありましたが、サガカンはアットホームな環境だったので、先生方へ質問もしやすく学生同士協力し合いながらそれらを乗り越えることができました。授業ではグループで話し合い、発表する機会が多く、自分の考えをまとめる方法や伝え方が学べたり、たくさんの価値観に触れる中で自身の看護観を培うことができました。また、病院で働く看護師や医師の講義や、生体シミュレーターを使った学内演習などもあり、臨床で役立つ知識や技術を学ぶことができました。僕は北里大学病院で働いています。急性期にある患者と関わる中で、自分の未熟さに気がつくことも多いですがサガカンで学んだ知識や経験が土台となって今の自分がいるのだなと実感することが多いです。辛いこともありますが、患者さんから「ありがとう」等の言葉をもらうと看護師になってよかったなと思います。これからも、サガカンでの学びを忘れずに患者にとって安心安楽な看護を提供できるよう努力していきたいです。

雨宮さん(9回生/神奈川県厚生農業協同組合連合会 相模原協同病院勤務)

私が看護師を目指すきっかけとなったのは、自分の職場に看護学生さんが実習に来て、生き生きと患者さんに関わっている姿を見て看護師に憧れを抱いた事でした。今は、助産師一年目ですが、サガカンに入学し、学習を進めていく中で、就職先を決めるために参加した病院のインターンシップで出産直後の母親と赤ちゃんに接する助産師の姿を見て、生命の誕生に直接携わる助産師の仕事に感銘を受けたことが目指すきっかけです。サガカンでは、先生方が熱心に学生の声に耳を傾けてくれます。私が助産師になりたいと言った時も願書の書き方や面接対策などの受験対策を熱心にしてくださいました。卒業後も先生方が気にかけてくださり、看護師2年目で助産師学校を受験し無事に合格した際もずっと応援してくれた心強い存在でした。先生方やクラスメイトと築いた3年間は実習などで大変なこともありましたが、一つひとつの困難を乗り越えるために諦めない強い気持ちを培い、お互いに支え合うことの大切さを学んだ3年間でもあり、臨床に出た今でも原動力になっています。今後は母親と赤ちゃんが安全・安心に分娩に臨むことができるように支援していくこと、新しい生活を迎えるにあたり少しでも不安を軽減し、前向きに育児に取り組むサポートができる助産師になれることを目指して成長していきたいと思います。

望月さん(10回生/医療法人社団相和会 渕野辺総合病院勤務)

私は高校生の時に人と関わる仕事に就きたいと考え、周囲の勧めもあり看護師を目指しました。看護学校を何校か検討した中で、サガカンは当時1学年が40名と少人数制であったことが魅力的でした。学生と教員の距離が近く、温かな雰囲気で学生生活を過ごせると思い、サガカンに進学を決めました。私が3年生になった年に1学年の定員数が80名に増えましたが、その時も変わらず臨地実習や就職活動について親身に相談に乗っていただきました。授業ではグループワークや演習が多くあり、今もその時の内容を思い出して日々の看護に役立てることが出来ていると感じます。授業以外にも課外活動や、地域の方々と交流する機会があり、充実した学生生活を送ることが出来ました。私自身、優良な学生ではなく、勉強も苦手だったので何度も挫けそうになりましたが、先生方に手厚くサポートしていただきました。先生や仲間に何度も背中を押して貰い、実習や国家試験を乗り越えることができました。現在、私は渕野辺総合病院の内科病棟に勤務して3年目になり、プリセプターとして卒業校の後輩のサポートを行っています。看護師としてまだまだ未熟ですが、後輩指導を通して看護師として成長し地域を支えていきたいと思います。

安田さん(11回生/医療法人社団仁恵会 黒河内病院勤務)

サガカンを卒業し、臨床で働き始めてから2年目になりました。日々の忙しい業務の中、ふと学生の時に実習で受け持った患者様を思い出すことがあります。実習では一人一人とじっくりと向き合い、疾患だけではなく患者様のその人らしさを知り、看護を行っていました。先生方はとても真剣で熱心な指導をしてくださり、私たちの課題に向き合い直面している壁を共に乗り越えてくださっていたように感じます。そのため各実習はとても濃く、学びが詰まっていた日々でした。また、クラスメイトの支えも大きく、性別も年齢も異なるみんなで課題に取り組むことで、それぞれの価値観があり物事の着目点も異なることを再確認でき、実習ではチームとしての意識を持って取り組むことができました。実際に働き始めてからもチームワークは重要であり、学生時代の経験が活かされていると感じています。看護師としてまだまだ未熟で力不足を感じる毎日ですが、先生方、クラスのみんな、そして患者様から学ばせて頂いた多くのことを糧にし、初心を忘れず日々努力していきます。

砂賀さん(10回生/医療法人財団明理会 相原病院勤務)

私が看護師を目指すようになったのは、小学生の時に喘息で入院したことがきっかけでした。実際にサガカンに入学し、看護師になる為の勉強をすればするほど、憧れと現実とのギャップに打ちのめされることが何度もありました。そのたびに先生や同期の学生の言葉に支えられ、様々な困難を乗り越えてこられたのだと実感しています。いざ学校を巣立ち、看護師として働くようになると、これまで学んだ全ての事が自分の看護の中に生きていると感じました。学校の演習室で何度も練習したシーツ交換や清拭の技術であったり、繰り返し反復して覚えた解剖生理学の基礎知識であったり、講師に来てくださった現役看護師の体験談であったり、今でもふとした瞬間に想起しています。今、看護師として働き始めて3年目になりました。後輩ができ、指導する側になっても、未だに一人前には程遠いと感じる場面に何度も直面します。看護師を続ける限り勉強や努力に終わりはありませんが、その分可能性も無限にあるのだと思います。今後も目の前の患者さんやご家族のためにできることをひとつひとつ積み重ね、自分の看護を成長させていきたいと思っています。