- 2016/12/22学校生活
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模擬患者さんへの援助を実施しました
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今回、私たち1年生はSPさん(模擬患者)を学校に招き、実際に起こりうる臨床場面を想定し、患者さんに対しての援助を実施しました。模擬患者さんの演技がとても上手で、緊張しましたが、実際の実習で体験するようなリアルな経験をすることができました。模擬患者さんからは、患者の立場で思ったことや感じたことを話していただき、そのアドバイスを受けて、再度模擬患者さんに看護を提供するということを繰り返しました。繰り返すことで、模擬患者さんからのアドバイスが生かされて、より良い看護に近づけている感じがしました。年明けには、初めて患者さんを受け持つ基礎看護学実習があります。今回学んだことを生かしていけたらと思います。
1年学生今年度より、今まで2年次の履修科目であった「看護過程論」を1年次に組み込むように、教育課程を変更しました。事例に基づいて、看護計画を立案し、計画に基づき看護をSP(模擬患者)に実施するという大枠は同じですが、果たして1年生の基礎看護学実習に出る前に、実際の看護計画が立案できるか、また、SPさんに実践できるのか心配もありました。しかし、講義が進む中で、紙上患者さんのイメージも膨らみ、グループで協同しながら、当日を迎えました。
7名の模擬患者さんにお越しいただき、グループ毎に計画した援助を模擬患者さんに提供しました。模擬患者さんからのコメントをいただいた後、再度援助を実施し、最後に模擬患者さんを交えてグループカンファレンスを実施しました。真剣に取り組む学生に対して、模擬患者さんからも、「もう少し、大きな声でゆっくり話してもらうとありがたい。」という実際の患者さんでは遠慮してしまって言ってもらえないような言葉や、「一生懸命に患者のことを考えてくれてることがわかりました。」というお褒めの言葉をいただきました。
今回の演習を通して、看護のプロセスを体得し、1年生であっても「患者中心」という看護の本質を学び、大きく成長した瞬間を目の当たりにすることができました。
年明けの1月には、1年生は初めての臨床実習が予定されています。今回の体験を生かして、患者さんと対話しながら、患者さんに向き合い、看護師となるべく第一歩を踏み出してほしいと思います。学科長 齋藤 秀子
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