私たち1年性は、7月初旬に3日間基礎看護学実習Ⅰに行ってきました。今回が初めての実習で、緊張と不安で胸がいっぱいでした。
　実習では1グループ6〜7人に分かれ、「患者さんと状況に応じたコミュニケーションをとる」、「患者さんの療養環境を知る」という目標をたて、担当の先生と一緒に病院に行きました。実際に患者さんを目の前にすると緊張してしまい、何を話したら良いのかわからなくなってしまいました。しかし、時間をかけて少しずつ患者さんからいろいろなお話しを聞くにつれて、患者さんがどのような気持ちで入院生活を送っているのか、 普段はどのような生活をしているのかなどを知ることができました。病状や検査データからだけでなく、各患者さんの背景や患者さんを取り巻く環境も含めて、どのような援助を行うことができるのかを考えていく必要があると学びました。
　また、実習病院内の多職種カンファレンスにも参加させていただきました。医師や薬剤師、ソーシャルワーカーなどの様々な職種の方が、その患者さんに必要な支援は何かを話し合い、退院もしくは転院までの計画や情報の共有をしていました。看護師は、患者さんや患者さんのご家族だけでなく多職種との関わりも多い職業なのだと感じました。
　実習先の病院の方々や先生のご指導もあり、無事1学年全員が実習を終えることが出来ました。次回の実習期間は2週間の予定なので、実際に患者さんのケアなどに入らせていただくことになると思います。患者さんの背景や環境を含めて私たちにどのような援助ができるかを考え、実施したいと思います。

１年学生