- 2015/11/20学校生活
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卒業時看護技術到達度試験が行われました
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11月12日(木)に3年生の卒業時看護技術到達度試験(客観的臨床技能試験 OSCE)が行われました。
学生たちは、2週間前に事例(仮想の患者情報)をもらい、学生同士でその患者に適した援助についての練習を行って、試験に臨みます。
試験当日は、模擬患者さんが患者の役割をします。この模擬患者さんは、今年は「響きネットワーク」に所属している6名の方でした。この方々は、教育職や会社役員等であった方々がリタイヤし、模擬患者の学習を積み重ね、医学部や薬学部で模擬患者として活躍されています。学校から事前に事例(仮想の患者情報)が渡されていますので、リアルに患者になりきって演じてくれます。
学生は、その模擬患者さんに対して、実際に援助を提供します。22分の中で、その患者さんの欲求を満たさなくてはなりません。事前に練習しているとはいえ、学生同士での練習とは違います。また、試験ですから評価を受けます。評価者は、教員と臨床実習の指導者さんがペアで行います。
緊張の中で試験は開始されました。点滴のチューブに意識が回らなかったり、自己紹介を忘れたりと上手くできなかったこともあります。演じたあとに、模擬患者さんや臨床指導者、教員と5分間での話し合いを持ちます。この話し合いの中から、成長した点と今後の課題が明らかになります。
3年生は、この技術試験を終えて、3週間の統合実習(複数患者の受け持ち、夜間実習を含む)を行います。この実習が3年間の総まとめになります。技術試験を受けての明らかになった自分の課題をここで、少しでも克服できるように努力します。
そして、それが終われば、国家試験。そして4月には、看護師として患者さんの前に立つのです。その意味では、この試験がいかに大切であるかということです。
終わった瞬間はほっとした安堵の表情に、学生たちの成長を感じました。3年間の学習も残り少なくなりました。今回の学びを更なる成長に結び付けていってもらいたいと思います。
そして、今回の試験を実施するにあたり、模擬患者さんや臨床実習指導者さんにお世話になりました。感謝申し上げます。学科長 齋藤 秀子
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