- 2025/11/10学校生活
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模擬患者さんに援助を行いました!!
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今回の演習では、「睡眠を阻害している要因である冷えを改善し、安眠につなげる」という目的をもって、模擬患者さんに足浴を実施しました。
患者さんが入院前に温泉好きであったという情報を得ていたため、ただ足を温めるだけでなく、「その人らしい癒しの時間」を提供することを意識しました。そこで、香りのある入浴剤を使用し、さらに病室ではなく外の景色が見えるラウンジの窓際を選んで実施しました。視覚や嗅覚を通して季節や自然を感じてもらい、心身ともにリラックスできる環境づくりを心がけました。
実際に行ってみると、患者さんからは「いい香りね」「足をあっためると気持ちいい」「今日は天気がよくて気持ちいいですね」などの発言があり、終始笑顔で穏やかな表情をされていました。足浴後も「まだ身体がポカポカしている」と話されており、身体的にも効果が得られたと感じました。援助中、患者さんが何度も足元や外の景色を見ながら楽しそうに話してくださる姿を見て、看護には身体的ケアだけでなく、心の安らぎを作り出す関わりも大切であると実感しました。ご協力いただきました模擬患者の皆様、私たちのために、迫真の演技と心をもって患者役を演じてくださり、ありがとうございました!今後の学習に役立てていきたいと思います。
2年学生 R. A.
今回の演習では、脳梗塞により半身麻痺がある模擬患者さんに対し、私たちは“料理”を通した関わりを行いました。
患者さんはもともとデイサービスで料理を振る舞っていた経験があり、社交的で明るい性格という強みをお持ちでした。そこで、その強みを活かしながら「できるADL(Activities of Daily Living:日常生活動作)を増やす援助」をより効果的に行うため、料理のシミュレーションや食事動作の確認を実施しました。
実際に援助を行うと、最初は不安そうだった表情が徐々に明るくなり、「楽しいことだといいね」「もう一回やろうかな」と、前向きな言葉が聞かれるようになりました。 料理という“得意なこと”を通して、手指の巧緻性の維持やメニューを考えることによる認知機能低下の予防、さらに「自分にもまだできることがある」という意欲の向上にもつながったと感じます。
また、注意障害がある患者さんだったため、落ち着いた静かな環境を整え、集中して取り組めるよう工夫しました。
演習を通して、患者さんの強みを活かした支援の大切さ、そして“楽しい”“できた”という気持ちがリハビリ意欲を高める大きな力になることを学びました。そして最後に、模擬患者としてご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。皆さまのおかげで、教科書や学生同士だけでは学べないより実践的で学びの多い貴重な体験ができました。
2年学生 R. T.




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